投資用物件の購入に際しては、表面利回りと実質利回りをしっかり区別しましょう。表面利回りは、投資価格(物件価格)に対する年間家賃収入のことです。広告などに表示されている表面利回りは7〜8パーセントのものが珍しくありません。
実際の収益は、ローンの返済や維持管理コストを全て差し引きしたものになります。物件の購入時にも税金や諸費用として物件価格の3〜5パーセントは必要です。資金計画は、支出面をきちんと把握したうえで立てましょう。
購入時の経費や建物の減価償却費は毎年の経費に算入できるので、当初は税務上赤字となり、節税効果も期待できます。また相続時にも、不動産は課税評価が低いため、現金や預貯金に比べて税金面で有利といえます。
ただし、マンション投資には空き室リスクがあることを十分承知しておきましょう。